萬葉の歌碑と高天の里の和歌

                                 萬葉の歌碑(森本 重光氏 建立)

葛城の 高間の草野 はや知りて 標刺さましを 今ぞ悔しき 
                                       (萬葉集巻七の一三三七)

上の写真の「萬葉の歌碑」は高天寺橋本院の参道・駐車場前に建てられたものです。
当寺院のある高天の里は古代から多くの和歌に詠まれています。

以下に高天の里の和歌をいくつかご紹介いたします。

高天寺と関係の深い「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の和歌

高天彦神社の参道に「鶯宿梅(おうしゅくばい)と呼ばれる梅の古木があり次のような伝説が残っています。

昔、高天寺の小僧が若死にしたので、その師匠は嘆いた。
すると、庭の梅の木に鶯が来て

初春のあした毎にはくれどもあはでぞかえるもとのすみかに


と鳴いた。それからはこの梅を「鶯宿梅」というようになったのとことです。「古今秘抄」には孝謙天皇(749〜758)の御字とあります。

高天の里が詠まれている和歌


くちてだに 梅も高天の 花の色に 八雲を声に のこす鶯

こちらは三条公永が天文22年(1533)高天寺に詣でたときに詠まれた歌です。


他にも高天の里が詠まれた歌には次のようなものが有名です。

葛城や 高間の山の 桜花雲井の よそにみてや すぎなむ (千載和歌集)

葛城の 高天の桜 先にけり 立田の奥に かかる白雲 (新古今和歌集)

よそにのみ 見てややみなむ 葛城や 高間の山の 岑の白雪 (新古今和歌集)

葛城や 高間の山の 花盛り 雲のよそなる 雲を見るかな (続古今集)

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